PreSonoous Notion には、かなりインテリジェントな機能もあります。実音で作成した楽器のパート譜を作る際、移調楽器であれば移調されますが、ギターやベースだと、自動でタブ譜も作成してくれるのです。
キーボードなどで入力してStudio Oneで作ったものをNotionに送って、次のスコアを作りました。ここで重要なことは、ギターもベースも、パート譜やバンドスコアは実音より1オクターブ高く記譜されているので、実音(ピアノの記譜)で作る場合は、ギター用の楽譜に比べて楽譜上一オクターブ低くなります。
さらにややこしいことに、VST instrumentsによっては、ベースの音は実音ではなくオクターブ低く作られているものもあるから、注意が必要です。Roland Sound canvasだと実音でそのようになりますけどね。
とりあえず、ごく簡単で基本的なオープンコードを使ったCメジャーの実音の楽譜は、次のようになります。ギタリスト、もしくはベーシストが見たらオクターブ的にうげぇっつ!?となりますよね。
ギターやベース用の譜面が1オクターブ高く記譜されているとは、そういう意味です。頭のコードが、イの一番くらいで覚えるC のオープンコードです。
←このコードですね。実音にすると、上の譜面のような音が出ているわけですが、ギター用の譜面にすると、記譜は1オクターブ上がります。
各パートの設定の歯車を押して、各パートがギター、あるいはベースである、ということをNotionに教えてあげましょう。
次のダイアログが起動しますので、なんらかの「ギター」を選択しましょう。とりあえずアコースティックギターにしておきます。
もしタブ譜が不要な場合や、チューニングの設定(!!)をする場合は、次の項目を編集してください。
一番上の譜表:のところで、標準記譜(五線紙)かタブ譜か、もしくはその両方を表示するのかを選択します。「どちらも表示」にすると、五線紙もタブ譜も表示されます。
タブ譜は、チューニングによって自動的に作成されます。
次の、移調:について、1オクターブ「低く」になってますが、これはこのままでいいです。ギターの譜面は1オクターブ高くなりますが、Notionのこの部分は翻訳の問題か、感覚的に「高い」「低い」が逆になっていますので、ここは気にせず、ギターを選んでからの初期設定に従ってください。チューニングが変則な場合以外は、全て初期設定のままが良いです。
同様にベースも設定してください。これはアップライトではなく、エレキベース(4弦)の場合のタブ譜です。
このように、オクターブも見慣れた感じに仕上がりましたね。
その他の譜面作成ソフトPreSonus Notionの使い方メモはこちら
Studio One の使い方もご覧ください。