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Studio One のオーディオの編集機能で「ストリップサイレンス」があります。無音部分でイベントを分割して削除し、編集しやすくなる場合があります。波形的なノイズゲートとでも言えるのかな?
と、文字で説明するより、この画像を見ていただいたら、何が起きたのかわかると思います。このストリップサイレンスの使い方、そして設定方法(隠れてるから発見しにくい!!)について説明します。
そういったノイズゲート的なストリップサイレンスをかけたいトラックを選択して右クリックし、「オーディオ(オーディオイベントに特有の操作)」から、「ストリップサイレンス」を選択します。
これで一定の条件以下の音は無音として削除され、イベントが分割されます。
では、どういう条件で無音で分割されるのでしょうか?エフェクターのノイズゲートにしても、必ずその設定がありますよね。でも、この設定がどこにあるのか・・・・正直、探しきれませんでしたので、マニュアルで検索したのです。
これは相当なガッツがないと、探すのは無理だと思います! 「表示」から「その他のビュー」>「ストリップサイレンス」です。どうです?無理でしょう!?
追記します、失礼しました。このコマンドの隠れ具合、Studio Oneっぽくないなぁ、と思ってたら、なんと、ものすごいわかりやすいところにアイコンがあるものの、気づいてませんでしたm(__)m
この赤丸で囲ってるアイコンを押すと、ストリップサイレンスの設定のダイアグラムが出てきます。
というわけで、ちゃんと設定のダイアログが出てきました。
まず設定が必要なのは、この辺です。「手動で設定」にしないと、スレッショルドなどは設定できません。
・長い無音・・・生のドラムセットのように、スネアドラムやハイハットを叩いてるとこがあるけど鳴っていないところも多い、とかの場合。
・ 短い無音・・・ドラムループとかのような場合、あるいはジャズのライドシンバルのような奴の場合はこっちの方がいいのかも。
・ノイズフロア・・・ あんまり無音のない場合。ドラム全体の録音で叩き始める前後のヒスノイズとかを消すとかかな?
・手動で設定・・・スレッショルド(ノイズと認識するレベル)を自分で設定します。横の数字の入力が有効に。
右半分が、カットされて書き出されるイベントの設定です。
・長さ・・・意味わかりませんよね。「最小に書き出される長さ」、です。「イベントの最小単位の長さ」と言えるでしょう。
・プリロール、ポストロール、フェードイン、フェードアウト・・・カットされるイベントの前後の長さ、それに対するフェードインアウトの長さです。
ストリップサイレンスの設定をあーだこーだ、とやりながら(正直、自動に任せていじらない方が良いような気もするが)、その効果を確認する方法があります。
冒頭に説明した方法だと、一気に無音部分を元に切り刻まれてしまいますが(それで大方いいような気もするが)、手動だと、やってみないと人間VUメーターでもない限り、訳がわかりません。
そのため、このストリップサイレンスの設定画面では、右端の「適用」ボタンが便利です。設定した後「適用」を押すと、インジゲーターが点灯します。この点灯している間は、何回でも設定を変更できます。どっちみちやっちゃっても、Undoで戻せるのですが、ノイズゲートやフェードの設定を詰めていくのには便利ですね。
もちろん、こうやってバラバラに刻んで編集した後に、再度イベントを結合することもできます。イベントの結合のショートカットは、結合したいイベントを選択して、「G」です。
これでノイズを削除した後にも、また編集がしやすくなりますね。バラバラのまま小節をコピーして編集するのとかは、地獄ですから。
というわけで、ストリップサイレンスで無音部分を削除したあとに、再度結合すると、イベントはこのような姿になり、めでたし、めでたし、なのです。
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