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「入出力で別々にレイテンシ(遅延)を設定できる」「入力のレイテンシだけ小さくする」これはすごいバージョンアップです!マニュアルも英語、日本語共に追いついておらず、いまいちよくわかってませんので、内容は判明次第追記していくと思います。
DAWのジレンマとして、レイテンシ(遅延)の問題があります。デジタル処理をしているので仕方がないのですが、どうしても再生が若干遅れてしまいます。人間の判別には限界があるものの、気にになるかどうかは、程度があります。
VST instrumentsを使ったり、演奏を録音する場合に遅延、レイテンシをいかに小さくするかは、演奏する気持ち良さにおいて、重大です。
また、プラグインを多数刺せば、デジタル処理が多くなるので、当然のようにレイテンシは大きくなります。
このちょうどいい頃合いを、Studio Oneでは、自動で上手いことやってくれるのです。具体的には「プレイバックする音については先読みしてる」んじゃないかと思います。
このあたり、バージョンアップで追加になったところなので、まだパッと見てわかるようなデザインには落ち着いてないようです。
タブの「
プロセッシング」が、従来のStudio Oneのレイテンシの設定に近いです。「オーディオデバイス」のタブの方が、3.5以降でモニター(主にVST instruments演奏時)用に追加された機能といった感じです。
version3.4まではデバイスブロックサイズの数字を自分で選ぶようになってましたが、3.5から(もちろんStudio One 4でも)はこの辺のオーディオエンジンが自動化され、ドロップアウト保護を「最小〜最大」で選ぶと、自動的に「プロセスブロックサイズ(3.5からの新語かな????)」 を選んでくれるようになりました。曖昧な表現なのは内部で状況次第で色々変わってるかもしれませんが、感覚で選べるのはいいことだと思います。
Studio One6.2からドロップアウト保護:なし ができましたが、これは特殊な用途で使いますので、基本的には使用しないでください。
そういう感じでレイテンシを設定して見てください。最小の方は、オーディオインターフェイスやVST instrumentsにもよると思うので、CPUと脳を電極で直接繋いだりでもしない限り、やってみないとわかんないと思います。
プロセッシング>デバイスブロックサイズ(ドロップアウト保護によって自動で決まる)が最小だとそれ以上小さくならないので選べませんが、デバイスブロックサイズが大きくなると、それよりも早くVSTインストゥルメントのレーテンシーを小さくすることができるので、「低レーテンシーモニタリングを有効化」のチェックタブが選択可能になります。ここにチェックを入れるとVST instrumentsを3ms以下のレーテンシーに抑えるようになる、とversion4のマニュアルにはあります。実際にはinstrumentの例えばサンプル波形の立ち上がりなんかもあるので本物の楽器のようには行きませんが、演奏するには全く問題がないレベルにレーテンシーを落とし込むことが、ワンクリックでできるのです。ただし、CPUへの負荷はそれなりにかかります。MojitoやMaitaiでは負荷は問題ありませんが、Presenceに一番大きいグランドピアノのサンプルをMac Book Pro付属のオーディオインターフェイスのまま、立ち上げたばかりのSongに読み込むと、平均でおよそ30%前後のCPU負荷で、あまりにもめちゃくちゃに演奏したらCPUの負荷が一時的に赤いランプが灯ることもありました。
・アウトボードのエフェクターを使っている場合(Piplineを使っている場合)
・アナライザー系のエフェクト
・FX chainでスプリッターを使っている場合
は、低レーテンシーモニタリングは機能しません。
オーディオインターフェイスがハードウエア上でゼロレーテンシーモニタリングが可能な場合なのにStudio Oneのソフトウエアのモニタリングエンジンを使う場合にチェックを入れますが、多分使うことがないでしょう。対応ハードウエアのみ接続されている場合に選択できるようになるようです。
低レーテンシーモニタリングの設定をすると、ミキサーの表示に謎のZマークが出てきます。
詳しくはこちら「ミキサーに謎の熱血な感じのZマークがでる」。
VST instrumentsをフリーズさせましょう。Studio OneではオーディオトラックとMIDIトラックを行き来できます。
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