PreSonus Studio OneStudio One の使い方メモ〜PreSonus Studio One DAW TIPS〜

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Studio Oneでモノラルのwavファイルを書き出す

基本的にwavファイルはステレオで扱うような仕様になってるStudio Oneですが、最終的に納品する形態次第では、「モノラルのwavファイル」が必要になってくるケースもあります。その方法を説明します。

トラック単位のモノラル/ステレオの変更

Studio Oneではトラック単位でモノラル/ステレオを、収録されているイベントがモノラルかステレオかを問わず、エフェクターの効果まで含めて変更できます。その扱いがまず本ページの前提になってきますので、「トラックをモノラル/ステレオに切り替える設定」を参考にしてください。

ステレオのwavファイルを左右のモノラルファイルに分割したい場合

その場合は別の方法になります。こちら参照

Studio One 4.5以降の場合

Studio One 4.5ではモノラルファイルの書き出しが搭載されましたので、簡単です。ソング>ミックスダウンをエクスポートから、 オプションでモノラルファイルを選択して下さい。

Studio Oneでステレオファイルをモノラルで書き出す

ミックスはモノラルで行いましょう

メイン出力のここをクリックして丸一つにすると、モニターもモノラルで行えます。ステレオのミックスより色々大変な面もあるので、必ずモノラルで確認しましょう。

Studio Oneでステレオファイルをモノラルで書き出す

Studio One 4.5以前の場合の手順

まず最終的に書き出すモノラルデータをモニターすべくミックスして仕上げる

Studio One のミキサー画面を呼び出し、メインのアウトプットをモノラルに切り替えて、音を仕上げていきます。

ただ、メインアウトプットの場合、モノラルにしても、モニターがモノラルになるだけで、実はステレオである、という扱いのようで、このまま書き出しても、モノラルになってくれません。この部分をバイパスして書き出される仕様担っているようです。

Studio Oneでモノラルのwavファイルを書き出す

一旦、ミックスダウンデータを書き出し、トラックにインポートする。

「ソング」>「ステムをエクスポート」から、書き出す設定をします。「メイン」のみ選択し、オプションの「トラックにインポート」にチェックを入れておきます。「モノラルトラックを維持」にチェックは不要ですが、入れておいても、マスタートラックだけは、ステレオとして書き出される仕様であることを確認できるかと思います。

Studio Oneでモノラルのwavファイルを書き出す

書き出された「ステレオのデータ」が、新しいトラックとして生成されるので、それをモノラルに切り替えます。

書き出されたステムは「トラックにインポート」にチェックが入っていると、新しいトラックとしてインポートされます。これを、モノラルに切り替えます。

Studio Oneでモノラルのwavファイルを書き出す

モノラルに切り替えた「ステレオにミックスダウンされたデータのトラック」のステムを書き出します。

個別のトラックがモノラルか、ステレオか、は、ステムの書き出しに影響します。(マスタートラックのようにバイパスされません)
ロケーションに書き出し先の場所(モノラルのデータが保存される場所)を選択し、「モノラルトラックを保持」にチェックが入ってることを確認の上、実行します。

Studio Oneでモノラルのwavファイルを書き出す

これでモノラルのWAVデータが書き出されたことが確認できました。

少しややこしかったですね。

・マスタートラックはモノラルのシミュレーションはできるが、どうやってもモノラルにならない

・個別のトラックは張り付いてるwavデータがステレオでも、トラックをモノラルに切り替えれば、モノラルとしてステムとして書き出しできる

これはそういう仕様なので、一旦ミックスダウンしたものを(自動的に)トラックに取り込んでから、そのトラックをモノラルにして、ステムを書き出す。という手順でいきましょう。

Studio Oneでモノラルのwavファイルを書き出す

ひょっとしたら、もっといい方法があるかもしれませんが、とりあえず。


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