Studio One の使い方・メニュー表示はここをクリック
Studio One の使い方・サイト内検索がおすすめです:
複数トラックのボリュームのバランスを保ったまま、セクションのボリュームをまとめて制御する方法として、Shiftを押しながら選択(暫定的に有効)、と、グループ化する(グループ全体のオートメーションを書かない場合に便利で使いやすい)、という方法をあげましたが、新しく搭載されたVCA(でっかい業務用ミキサーには搭載してた機能)を使えば、ホーンセクションやストリングスセクションなどで、まとめてオートメーションでボリューム制御ができるようになりました。
グループ化と比べた場合のメリットとして、オートメーションが書けることがあります。しかし、初期設定ではオートメーションのトラックが自動的に生成されませんので、環境設定から「詳細」に入り、「オートメーション」タブの中の「 チャンネルのオートメーショントラックを自動作成」にチェックを入れておいた方がいいと思います。このページでは、このチェックがONになっていることが前提で話を進めます。
ここでは「のび」「ジャイ」「スネ」の3つのトラックを選択して右クリック、「選択されているチャンネルのVCAを追加」を実行します。
ここではわかりやすいように既に色をつけていますが、「のび」「ジャイ」「スネ」が、1本のVCAフェーダーによって、そのパワーバランスを保ったままボリューム制御できるようになりました。VCAは外部コントロールなので、オーディオの回線に影響は及ぼしませんから、単にボリュームコントロールとしてが目的であれば、管理がしやすいと思います(つまりセクションでまとめてエフェクトをかけたりはできません)。操作するおっさんの手が増えた、くらいのイメージでいいでしょう。
さらに左端の「ドラ」をこのVCA制御に追加する場合は、赤丸で囲ったところをクリックし、「VCA1」を選択すると、その制御対象になります。
このページの最初の方で説明した設定を行っておくと、このようにVCAトラックがアレンジエディタ上にも生成されます。(予め設定していないと、後から表示させる方法が、私は現時点の現バージョンではわかっていません!!)
オートメーションを書き込むと、それに応じてVCAフェーダーが動き、さらにそれに連動して3つのトラックが動くことが確認できるかと思います。
例えば「のび」だけを操作して、グループ内のボリュームバランスを変えたい場合は、option(alt)を押しながらフェーダーを操作してください。
このプロセスを最終的に実行するかどうかはさておき(私はしないですかね〜)、最終的にVCAも含めたオートメーションを、各トラックに書き出すことができます。
右クリックから「VCAオートメーションを結合」をクリックしてください。
このように、各トラックにVCAの影響が書き出されました。「のび」はもともとレベルが低いので、ずっと低空飛行していることが確認できるかと思います。
単にグループ化する方が早い場合もあるかと思いますので、その辺は臨機応変に使い分けてくださいませ。
フォルダーにパックを使って、それらの設定をイケイケでやれる方法があります、こちらをご覧ください
リード、ライト、タッチ、ラッチの違いについてはこちらの「Studio Oneのオートメーションの使い方-1 オートメーションのモードの選択」参照
その他のPreSonus Studio Oneの使い方メモはこちら
Studio One の使い方:各カテゴリーにジャンプします。
内容が膨大になってきたので、サイト内検索がおすすめです: