PreSonus Studio OneStudio One の使い方メモ〜PreSonus Studio One DAW TIPS〜

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Studio Oneの「レンダリングされたオーディオに変換」。エフェクトをかけたままダビングして、CPU負荷を減らす。いわゆるバウンス。

オーディオトラック版のフリーズ、といったところでしょうか。トラックにインサートしていたエフェクトを全部レンダリングして、CPU負荷を減らします。Studio Oneのすごいのは、非破壊でやっちゃうので、エフェクトの設定を変えたくなったら、元に戻せるんですよね。
非可逆のバウンスといえます。

Studio One 4からAAF書き出しをサポート。ステムの書き出しも便利に。

Mixing engineerのProToolsに渡すため、従来は各トラックヒーコラヒーコラ言いながらステムを書き出ししていましたが、Studio One 4からは、AAFの書き出しがサポートされ、ダルい作業がなくなりました。
その際、歪み系やリアンプ、ロータリースピーカーやフレーズ的なディレイなど、Mixing enginerに渡す前にかけておきたいものもあります。そういった場合はこの方法でトラッックのエフェクトをレンダリングしておけばいいでしょう。

方法は二通り。
トラックを選択して、「トラック」>「変換」>「レンダリングされたオーディオに変換」
もしくは、右クリックから「レンダリングされたオーディオに変換」

Studio One の設計思想的に、上側のメニューの方が基本的にめんどくさいです。なるだけ使って欲しくないのかもしれませんね。ストリップサイレンスについても、上のメニューから探すのは大変でしたし(笑)

なお、「インストゥルメントトラックに変換」を選べてしまうんですが、もともとインストゥルメントトラックではなかったオーディオトラックに対しては、実行しても、何もおきません。

Studio Oneの「レンダリングされたオーディオに変換」。エフェクトをかけたままダビングして、CPU負荷を減らす。

また妙な日本語のダイアログが。

「レンダリングされたオーディオに変換」すると、次のダイアログが出てきます。

Studio Oneの「レンダリングされたオーディオに変換」。エフェクトをかけたままダビングして、CPU負荷を減らす。

「リアルタイム状態を維持」とは

「リアルタイム状態を維持」 とは、 Studio Oneでは「レンダリングされたオーディオ」の対義語のようで、エフェクトなどのプロセッシングがリアルタイム、の意味です。
その状態を”データとして"保持しつつ、「レンダリングされたオーディオ」トラックに変換するには、この「リアルタイム状態を維持」にチェックしておきます。
エフェクトの変更が必要になったら、「リアルタイムオーディオ」に変換して戻したのちに、エフェクトの設定を変えられます。

Studio Oneの「レンダリングされたオーディオに変換」。エフェクトをかけたままダビングして、CPU負荷を減らす。

「自動テイル」「固定テイル」とは

豚のテイル、自動車のテイルランプでおなじみの英語です。リバーブ、ディレイなどがあるぶん、イベントの長さを自動的に伸ばしてくれます。「自動テイル」にはチェック入れておく方が無難だと思います。固定テイルは手動で何秒、とかでしょうね。その使い道はわかりません。

インストゥルメンタルトラックのフリーズについて

VST instrumentsからオーディオトラックに変換する場合はこちらをご覧ください。さらに「レンダリングされたオーディオに変換」もできます。もちろん、最初のMIDIトラックまで遡ることが非破壊でできて、本当に素晴らしいです。


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