PreSonus Studio OneStudio One の使い方メモ〜PreSonus Studio One DAW TIPS〜

 Studio One の使い方・メニュー表示はここをクリック

 Studio One の使い方・サイト内検索がおすすめです:

Studio Oneに付属のエフェクト、MIXtoolの使い方-位相反転で逆相にしたり、MS処理したり、DC Offsetしたり

波形のプラスマイナスが反対になってることを逆相と言います。マイクの位置や距離などによって波形が ずれたり、裏表の関係だったら逆になったりします。正確に逆相 の波形同士をぶつけ合うと、音が鳴りません。

Mixtoolは色々便利。全トラックに立ち上げておいてもいいかもしれません。

Studio One のミキサーの機能拡張といってもいいかもしれないこのエフェクト、Mixtoolは、とりあえず全チャンネルに刺しておいても便利かもしれません。複数チャンネルに同じエフェクトを刺す方法はこちらをご覧ください。

Studio Oneに付属のエフェクト、MIXtoolの使い方-逆相にしたり、MS処理したり、DC Offsetしたり

Gain

これ何気に便利かもしれません。一つの方法ですけど、各トラックのボリュームのオートメーションを書いた後で、このトラックのボリュームを全体で+3dbあげたい、などというのに便利です。

最初からトラックのボリュームはオートメーション用で、Mixtoolでバランスをとる、というふうに作る方法もあるんじゃないかと思います。

Cubaseではボリュームのオートメーションとフェーダーを分けて書く的なこともできたので、こちらのツールを使って揃えるということも便利だと思いますよ。

Block DC Offset

録音が良くない場合に、波形のプラスマイナスのゼロの位置がずれている場合があります、それを除去します。

位相invert・・位相反転スイッチ

invert Left invert rightで、左右それぞれの位相を反転して逆相にします。

 

位相反転とは?

位相とは、音は空気の振動による波でですが、その波形をプラスマイナス反対にしたら、位相が逆ということになります。
プラスマイナス逆の音をぶつけると、音のエネルギーが消えてしまいます。この辺りはMS処理のページでもご視聴いただけます。
少しずれると位相がずれた、とかになりますが、反対にすると逆になります。ずれた場合は例えばぼんやりとした音、極端にずれるとショートディレイがかかったような音などになります。

いろんなものを逆にしたのがこの写真です。

Studio Oneで位相反転

位相反転し、逆走にした音を重ねると、打ち消しあって「無」が生まれてしまいます。

そのため、例えば左に正相、右に同じ波形の位相反転した逆相の波形を置いて再生すると、ステレオ再生では、音が広がったようなイメージに聞こえますが、モノラルで再生すると左右が打ち消しあって、無が生まれてしまいます。

Studio Oneで位相反転

なので、無が生まれビッグバンによる新しい宇宙開闢が発生しないために何のために位相反転を使うかというと、例えばスネアドラムのマイクを上下から狙って撮ったら下からのものは上からの逆相になってますから、下を位相反転して上に揃える、といった感じです。一方、マイクの距離に関するズレについては時間のズレになりますので、波形を見ながら2つのトラックで距離のズレを合わせていく、ということになりますが、このサイトは「鳩についてのwebサイト」なので、位相については詳しくは他の方のサイトをご覧ください。

フェイズメーターについて

フェイズメーター、Studio One ではVSTプラグインとして用意されている"Phase Meter"は、 位相のずれのメーターです。フェイズメーターについての詳しいことは、当サイトは「鳩についてのページ」ですので他のサイトをご覧いただくとして、ステレオ音声は様々な逆相(いい逆相と悪い逆相があると言うか?)が発生しているので、フェイズメーターで見ると、羊の毛の中を探検しているような画像が出て来ますが、モノラルだと、縦にビシーーッとなります。が、例えば入力時のPANがずれてる場合などは、フェイズメーターがナナメの一直線になります。

商業スタジオなどではエンジニアのアシスタントは逆相によるビッグバンが発生しないか、フェイズメーターのモニターを瞬きせず直視しなければなりませんというような事実はありません。

Studio Oneのフェイズメーター

 

ゴニオメーター・・・この一番下のバーについて

一番右に触れる+1はモノラル 信号、左に触れる-1が位相が反転したモノ信号、中央の0では位相として完全に独立した信号を示します。
こちらのページでもメーターの解説があります。

左右を入れ替える Swap Channels

左右を入れ替えます。

MS処理に変換する

LchからM・・・Mid,中央の音(左右で共通する波形)とRchからS・・・Sideサイドの音(共通しない信号をRを逆相にして一つにまとめる)を出力します。また、MS録音をしたWAVを入力した場合、LRにデコードします。

使い方的に、センターとサイドのバランスを別処理して音を仕上げたい時や、MS録音されたものをLRに変換したい時、などかと思います。MS処理についてはこちら

 


その他のPreSonus Studio Oneの使い方メモはこちら

 Studio One の使い方:各カテゴリーにジャンプします。

 内容が膨大になってきたので、サイト内検索がおすすめです: