PreSonus Studio OneStudio One の使い方メモ〜PreSonus Studio One DAW TIPS〜

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特定の帯域だけにエフェクトをかけたりする「拡張FXチェーン」

エフェクトのルーティングビューを使って、例えばリバーブを一定周波数以下の低音にはかけない方法

簡単なライブレコーディングなどで、2mixの音を補正したりしたい場合などに、リバーブを一定の周波数以下の低音にはかけたくない、などということがあります。そういうこともStudio Oneの拡張FXチェーンの使い方の一つです。

ここでは具体的に「一定周波数以下にはリバーブをかけない、一定周波数以上にはリバーブをかける」という使い方を説明しますが、ベースの高域だけにコーラスをかける、などといった、もっと色々な方法があるかと思います。

Studio One付属のリバーブについては

付属のMixverb, Room Reverb, OpenAirについては、こちらのリバーブの解説のページをご覧ください。

拡張FXチェーンのルーティングビューを呼び出す方法

エフェクトEDITの画面を呼び出し、左上のトーナメント戦っぽいアイコンをクリックすると、拡張FXチェーンのルーティングビューが呼び出されます。

拡張FXチェーンのルーティングビューを呼び出す方法

拡張FXチェーンのルーティングビューを呼び出せたら、スプリッターを挿入します。

一度やってみれば簡単です。手のマークが「ドラッグしてね」的な意味だと思いますが、その「スプリッター」のところから、すでにインサートしているRoom Reverbの手前に、深く考えずに素直にドラッグしてみてください。

拡張FXチェーンのルーティングビューでスプリッターを挿入する方法

すると、このように、Room Reverbの手前にスプリッターが挿入されます。(位置がうまくいかなかったら、スプリッターやエフェクトなどをドラッグして移動させてください。)

拡張FXチェーンのルーティングビューでスプリッターを挿入する方法

スプリッターの2の方に、リバーブを移動させます。

スプリッターの左側が1、2で、スプリッターは設定に従って音声の信号を分割しますので、ここでは2にリバーブをドラックして移動させます。

拡張FXチェーンのルーティングビューでスプリッターを挿入する方法

スプリッターの設定について

まず大事なのは、この分割モードです。「周波数分割」にすると、下に分割する周波数のスライドバーが出てきます。この状態だと、240Hz以下の音が1に、240Hz以上の音が2に、分割されます。(とりあえず以上と書きましたが、240Hzズバリがどっちに流れるのかは不明)

拡張FXチェーンのルーティングビューでスプリッターを挿入する方法

分割モード

「標準」・・・同じ音を1と2に分岐します。

「チャンネル分割」・・・左右で分けます。左が1、右が2

「周波数分割」・・・下のバーで設定した周波数より下が1、上が2と分割します。

これが500Hz以上の音だけにリバーブをかける設定の完成です。

拡張FXチェーンのルーティングビューでスプリッターを挿入する方法

一度やってみたら簡単なのですが、最初はちょっととっかかりがわかりにくいですね。この例を参考に拡張FXチェーン、ルーティングビューの使い方を応用でいろいろ考えてみてください。左右を別々のギターアンプにする、など、様々な使い方ができると思います。

拡張FXチェーンを保存する方法は?

FXチェーンと同じです。その他、プラグインをフォルダで整理する方法なども書いたので、その辺はこのページを見てね


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