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Studio Oneにはマスタリング用の6バンドのマルチバンドコンプレッサー"Multiband Dynamics"が付属していますが、結構使い方が難しいです。この"Tricomp"は3バンドに絞って、かつ直感的に使えるようにした雰囲気ですね。
エフェクトにおけるコンプレッサーって何?という方は、こちらのページをごらんください。
参考までですが、DTM周り以外でコンプレッサーと言うと、概ねこいつらです。音色的にはガガガガガガガガガ・・・シュオォォーーーーーといったものとなります。社会生活に戻った時に混同して恥をかかないようにしましょう。
コンプレッサーを使ったことがある人なら、これなら直感的に使えると思います。おそらくMultiband Dynamicsが難しすぎるということで搭載されたのではないでしょうか。
左半分が3バンドの設定です。Low,Highはそれぞれの相対的なコンプレッサーのかかり方で、-0.50〜+0.50の間で調整できます。
Low Freq,High Freqで、3バンドの分かれ目の周波数帯域を設定します。
ただ、AtackとReleaceが"Speed"という一つのノブに集約されているあたり、あくまでこのコンプが感覚的な操作を目的としている設計なのがわかります。"AutoSpeed"をONにすればこれも自動でやってくれます。
Saturationは、何らかのレベリングアンプの歪みをモデリングしているようです。味が出ます。Mixは、ドライとコンプ音のMIXバランスです。通常は100とかにするのがいいと思います。
かなりノリで使えるって感じのマルチバンドコンプレッサーですね。きっちりしたい人はMultiband Dynamicsを使うと思うので、そういう住み分けでいいんじゃないでしょうか。
この辺は、操作が直感的で簡単でも、音については、きっちり処理している証拠かもしれません。
小数点以下がわからないので、おそらく6バンドであるMultiband Dynamicsより処理は軽いのだと思いますが、とりわけ軽いという訳ではなさそうです。「マルチバンドコンプレッサーを使ってみたいけど、どうしたらいいかわからない。かといってプリセット使うだけでもいやだ」という人には向いていそうですよ。
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