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Studio Oneにはマスタリング用の6バンドのマルチバンドコンプレッサー"Multiband Dynamics"が付属していますが、結構使い方が難しいです。
一方、この"Tricomp"は3バンドに絞って、かつ直感的に使えるようにした雰囲気ですね。
Studio One ARtist/Professionalについています。Primeにはありません。
高域、中域、低域のそれぞれの音域に分けてコンプのかかり具合を決められます。
エフェクトにおけるコンプレッサーって何?という方は、こちらのページをごらんください。
参考までですが、DTM周り以外でコンプレッサーと言うと、概ねこいつらです。音色的にはガガガガガガガガガ・・・シュオォォーーーーーといったものとなります。社会生活に戻った時に混同して恥をかかないようにしましょう。
燃えるゴミの日に集まるカラスをコンプレッサーで吹っ飛ばして「これぞ本当の鳥コンプ!」などというギャグは、マニアックすぎて町内会でもウケないでしょう。
コンプレッサーを使ったことがある人なら、これなら直感的に使えると思います。
Professional用の
Multiband Dynamicsが難しすぎるということで搭載されたのではないでしょうか。
最初はプリセットをいじってみると良いでしょう。
左半分が3バンドの設定です。Low,Highはそれぞれの相対的なコンプレッサーのかかり方で、-5.0〜+5.0の間で調整できます。
Low Freq,High Freqで、3バンドの分かれ目の周波数帯域を設定します。
Atackは3段階のボタン式、Releaceは自由に変更できます。Releaceはディケイに当たるのでグルーブの管理に重要ですね。
"AutoSpeed"をONにすれば入力された信号によって、マニュアルによればAttacもReleaceも自動でやってくれます。
Saturationは、何らかのレベリングアンプの歪みをモデリングしているようです。味が出ます。
Mixは、ドライとコンプ音のMIXバランスです。基本は100ですが、原音と混ぜることで、いわゆるパラレルコンプになります。
かなりノリで使えるって感じのマルチバンドコンプレッサーですね。きっちりしたい人はMultiband Dynamicsを使うと思うので、そういう住み分けでいいんじゃないでしょうか。
この辺は、操作が直感的で簡単でも、音については、きっちり処理している証拠かもしれません。
小数点以下がわからないので、おそらく6バンドであるMultiband Dynamicsより処理は軽いのだと思いますが、とりわけ軽いという訳ではなさそうです。「マルチバンドコンプレッサーを使ってみたいけど、どうしたらいいかわからない。かといってプリセット使うだけでもいやだ」という人には向いていそうですよ。
その他のPreSonus Studio Oneの使い方メモはこちら
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