PreSonus Studio OneStudio One の使い方メモ〜PreSonus Studio One DAW TIPS〜

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「キューミックスはチャンネルに従う」とは。FXチャンネルにCue Mixが表示されない場合に確認!

Studio One 4.1 から、コンソールでチャンネルをソロにした場合、Cue Mixでも他のチャンネルがミュートされていました。例えばヴォーカルに音を返しながらコンソールを操作する場合に、ヴォーカルに返す音に影響してしまってはまずい場合がありますが、そういったシチュエーションに対応しました。

ただし、それをONにしてしまうと、FXチャンネルにインサートしたリバーブを、Cue Mixに返せなくなってしまいます。これはPreSonusに確認したところ、技術的な仕様の問題だそうで、現在、やむを得ないようです。

公式サイトでは、次のような記載になっています。PreSonusサイトの翻訳なので仕方がないと思いますが、よく意味がわからないので、解説したいと思います。

Studio One

引用:キュー・ミックスへ影響を与えずにソロが可能に

これまでは、Studio Oneのコンソールでチャンネルをソロにした場合、キュー・ミックスで他のトラックがミュートされました。ヘッドフォンでアーティストがモニターするケースでは、必ずしもベストな方法ではありませんでした。新しい「キューミックスミュートはチャンネルに従う(現在のデフォルト)」では、アーティストは引き続き完全なキュー・ミックスをモニターでき、もちろん以前の様にすることも可能です。選択は自由です。

そもそもキューミックスCueMixとは?

Studio One では、4系統以上の出力をもつオーディオインターフェイスを接続した場合、メインの出力とは別に、演奏者に返すモニター用のミックスを別バランスで作成できます。それに関する設定です。CueMixについて、初歩的な詳しい解説はそのうち書きます。
→珍しくそのうち書いてました。こちら(当サイトの"執筆中"は、ほとんどの場合執筆していません)

「キューミックスミュートはチャンネルに従う」のON/OFFの挙動

翻訳なのでしょうがないですが、言葉がチンプンカンプンにわかりにくいので、このチェックボックスの動作をまとめます。

環境設定(windowsはオプション)の、詳細>コンソールの設定画面、一番下です。

キューミックスミュートはチャンネルに従う

チェックなし・・・デフォルトの設定

コンソールでSOLOを押した時、CueMixの出力から出る音に影響しない。その代わり、FX チャンネルからCue Mixがなくなり、Cue Mixにリバーブが送れません

チェックあり・・・〜4.0までののStudio Oneのコンソールの挙動

コンソールでSOLOを押した場合に、Cue Mixの出力にも他のチャンネルのMuteが影響します。従来通り、FXチャンネルにもCue Mixがあるので、Cue Mix=プレイヤーにFXチャンネルを使ったリバーブなどを返すことができます。

こっちがデフォルトの方がいいのになぁ!と思いますね。

コンソールのSOLOをCueMixに影響しないようにしながら、Vocalにリバーブをかける方法

回避策ですが、CueMixが表示されなくなった場合の回避法として、もう1トラック同じ入力のトラックを作って、リバーブを100%でインサート、リバーブのバランスはボリュームで行う、という方法もあろうかと思いますので、必要ならばお試しください。


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