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そもそも、CDの企画はめっちゃ古いです。なんせ1980年、ひょっとしたら、あなたのお父さんが生まれた年かもしれません。デジタルの読み取りとか、エラーがありまくりだったので、それを防止してどのプレーヤーでも読めるように妥協というか、当時としてはめっちゃ頑張った規格がCDです。
最近は配信などもあって「音質補正すること」がマスタリング、的なニュアンスもありますが、それはStudio One はSongでもできます。このページで扱う「マスタリング」は、CDを量産するためのマスターを作成する作業、となります。Studio Oneのプロジェクトにおいての役割はそこにあります。 それ以外の用途・・・・わかりやすくいうと、オンラインAIマスタリングのレンダーやiZotope Ozon的なこと・・・・としては、1曲単位であれば、ぶっちゃけSongでやったほうが早いし便利でしょう。
お爺ちゃんが青春だった頃は、一般人がCD作るとかは夢のような時代でした。RolandのVS-880というのが出るまでは到底ご家庭でCDが作れる時代が来るなど、考えもしなかったのですよ。
CDの工場へは、デジタル録音されたテープと、曲の切れ目を書いたシートを納品していたのですが、この単位が100分の1秒です。なので、マスタリング(プロジェクト)画面で、ソングの間の空白をドラッグで詰めようとすると、100分の1単位でカクカクしてしまうのです。
そういうものですので、あきらめましょう。これより細かい単位で曲の頭とケツを触ると、プレイヤーで再生できなくなってしまいます。
4曲めの『寿司屋の大将・詰太郎』。これは接客のバイトに来た女の子と不倫関係に陥った寿司屋の大将・詰太郎(得意料理:箱寿司)が激昂した奥さんにコンクリート詰にされ大阪湾に沈む切ないラブソングですが、 これと3曲めの曲のプリギャップが、CDの規格上、100分の1秒以下はどうしようもないので、0.01にした場合の位置です。なお、この隙間は、ものすごい横(時間軸に)拡大しております。
これを0.00にすると、前に詰まって、3曲めのカバーソング「まえからうしろから」と少し被ってしまいます。
どうしても被ってしまってるのが嫌な場合は、角をつまんで、フェードインアウトで、クロスフェードさせてしまいましょう。普通の曲であればいきなりこのケツ1/100秒以下と頭1/100以下の状態で両方フルボリューム(0dBFS)ということはまずないと思うので大丈夫と思います。
マスタリング(プロジェクト)は、CDを作るためのものですから、CDの規格に依存しますので、どうしようもないので、不満もあるかもしれませんが「CDを作るのだ!」ということで、あきらめましょう。プレイヤーで聴けないようなCDをマスタリングしてしまっては具合が悪いです。世のため人のためにもなりませんし、プラスチックが無駄に消費されてしまいます。地球があぶない!!!
Studio Oneのマスタリング機能の良いところは、非破壊でプロジェクト(マスタリング)とソング(作曲)を往復できるところです。そして、音質の最終調整という点では、ソングの編集で十分できます。
つまり、ソングでライブ盤やメガミックスの音質を最終補正して(例えばiZotopeのOzonとかのマスタリングソフトもマスターフェーダーに刺しちゃうということです。なおStudio One に付属のエフェクトでもOzoneみたいに自動ではありませんが可能ですよ、もちろん。)
そのソングを、ソングとしてプロジェクト(CDマスタリング用編集画面)に読み込みます。
カーソルを切りたい位置に合わせ、右クリック。これで、トラックをカーソル位置で分割することができます。これをライブ盤やメガミックスなどの曲の頭くらいでカットしていくと、狙い通りのCDができるでしょう。 こういうことはiTunesなどの簡易なマスタリングソフトではできませんよね。
「トラックとイベントをカーソル位置で分割」をすると、このように二つに別れます。このほうがわかりやすいかな?なお、二つに割れた珍島物語ですが、先述の100分の1秒の制限があるので、微妙に1/100秒にクゥオンタイズされ、カーソル位置とずれてしまっているのが確認できますよね。これはオーディオCDの仕様です。 あきらめましょう。しかしながら、曲と曲は完璧にくっついてるので、一般的なオーディオCDで聞いても、切れ目がありません。いわゆるライブ盤やMEGA MIX的なものをマスタリングできるのです。
それもCDの規定によるものです。また、冒頭2秒が開く場合についてもこちらをご覧ください
その他のPreSonus Studio Oneの使い方メモはこちら
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