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Studio One の他のDAWにないメリットとしては、「マスタリング機能を統合している」点です。CDリリースの機会が減っても、配信やストリーミング、ダウンロードなどの様々な方法で音楽のリリースは無くなりません。
この機能は、ProToolsやCubaseにも実装されていない、マスタリングを統合したStudio One ならではの機能です。
他のソフトでMP3を書き出した場合、ID3 Editorというフリーソフトでタグをつけることもできますが、日本語を入力すると、文字が化けてしまいます。ひょっとしたらMP3の書き出しに今一番向いてるのは、Studio Oneかもしれませんね。
マスタリングと作曲が統合されたStudio One の土壇場として、Songデータをマスタリングの画面に読み込め、途中でミキシングのバランスを変えたいと思ったら、直ちに修正することができる点があります。
とりあえず、MP3 としてリリースしたい.wav、もしくは.songのデータを用意してください。音声が何もない音楽の場合は、4分33秒なり、なんでもいいので無音の音のファイルを作成しましょう。
「新規プロジェクトを作成」し、サンプリングレートの設定をします。
CDをマスタリングする場合では、44.1kHzで決まってるし、どちらにしても44.1kHzになってしまうのですが、MP3 の場合は、44.1kHzでも、48kHzでも良いです。一般的に動画は48kHzのものが多いので、PCやスマホでの再生を考えるのなら、多くの端末が対応している、44.1kHzもしくは48kHzのどちらかにしましょう。それ以上は、再生できる環境が限られます。
なお、最終的に書き出すときにMP3にしないと、ジャケット画像はファイル自体に含まれません。WAVEデータはジャケット画像を含むことができないので、画像ファイルと合わせて別のファイルとして書き出されてしまいます。
配信業者などへ向けてのデジタルリリースについては、業者によって該当再生アプリケーション上で画像と紐づけられて統合されたりしますので、納品形態については、その場合、配信業者に問い合わせて下さい。
右側のブラウザやFinderなどから、ドラッグ&ドロップで、用意した、ジャケット画像付きのMP3として書き出したいファイルを読み込みます。
こちらについては 必要な画像サイズというのははっきりしませんが、iTunes が600px x 600px であることから、私はそのサイズで用意しています。
ここでは、この画像をMP3 のジャケットとして使うことにしましょう。ちょうど600x x 600x px ですので、手っ取り早く試したい方は、こちらの画像をダウンロードしてご利用ください。
埋め込むタグの文字を編集します。上の赤丸・・・曲名の左側の三角から曲の編集項目を開き、入力します。ISRCは録音コードですけど、別に個人でやる分にはいらないです。公式に取得してない場合は、むしろ入力しないほうが無難ではないでしょうか。
ついで、下の赤丸をクリックし、画像を選択します。このように、アートワークとして画像が埋め込まれました。
プロジェクト画面上側のデジタルリリースを押します。ビットレートは今時320kbpsで問題ないでしょう。オプションを選択すると、ファイル名がそのようになります。
書き出されたMP3ファイルは、すでにサムネイルとして、ジャケット画像が埋め込まれています!
iTunesに読み込んでも、このように即座に設定が反映されていますね。
曲の「情報をみる」をすると、こうなります。iTunesの場合は、作詞者とか編曲者を入れても、意味がないですね。しかしながら、タグとしては書き込まれているので、安心です。
というわけで、実際「ジャケットが埋め込まれたMP3 ファイル」がどんなものか、上記手順にてお試しいただいてもいいのですが、めんどくさい人がほとんどだと思います。
こちらに実際にStudio Oneでタグを埋め込んだデータを用意しましたので、「リンク先をダウンロード」して、iTunesに読み込んで、どんなものかお試しください。
「洞窟サウナの曲」を作ればよかったのですけど、めんどくさかったので、こちらにある、私が作った再配布フリーの「ダウンロードできました」という楽曲を使いました。ご自由にお使いいただいて構いませんので、ご自由にダウンロードおよび再配布してください。
(著作権フリーであっても再配布ができない 楽曲が世の中ほとんどなので、それ用に使いました)
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