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Studio One でMS処理をする方法です。
MS処理とは何か?については他のサイトに詳しい説明は任せるとして、通常のステレオ処理が、右と左それぞれに録音する2CH録音のに対して、MS処理は、モノラル成分の信号とそうでない信号を分離して、「MONO」と「STEREO」成分に分離させる2CHの信号である、ということを把握しておけば良いでしょう。
正確な表現についてはその他のサイトをご参照ください。
歌はiPhoneで本当に何も考えずに録音したものです。
お聴きいただく前に謝罪させていただきます。申し訳ありません。
MS処理について説明したサイトは多いですが、実例のサウンドのあるものが少ないので、実際に聴いてみるのが早いでしょう。
当然ですがちゃんと位相のあったステレオスピーカーで聴いてくださいね!
スマートフォンのスピーカーなどで聴いても分りません。
普通のステレオの楽曲になります。MS変換しない状態と同じです。
伴奏の成分にもモノラル信号が含まれるので、このようになります。スピーカーの位相があっていない場合は、よくわからないかもしれません。
歌のおじさんの声がモノラルなので、完全に消えてるのがお分りいただけると思います。これのボリュームをあげれば、よくある「MS処理とは?」の解説において「広がりのあるサウンド」になるとも言えますが、単に位相がずれているとも言ってしまえなくもないのが痛し痒しです。
具体的には、スマートフォンなどで再生した場合は、伴奏すら消滅してしまっていると思います。これが安易に「MS処理で広がりのあるサウンド」と言ってしまうことの問題点です。このページをスマートフォン(モノラル再生のもの)などで開いて聴いてみてください。
早い話、上記の、MとSのバランスを調整できるのが、MS処理です。
songデータを用意していますので、こちらをダウンロードしてもお試しください。(Professional用のデータです)
マスタリングでMS処理をして広がりのあるサウンドにしよう、的なブログ記事もありますが、私は、ミキシング段階でちゃんとやって、特にMS処理の必要がない状態が理想と思います。特にモノラル再生になった時に変なことも発生してしまう可能性があるので、まずはきちんとミキシング、最終段階でのMS処理はやむを得ない場合にとどめるくらいが良いと思います。(1990年前後のオーディオコンポにはこれを使って擬似的に広がりを出す機能などが流行ってたけど基本的に変になります)
本当にMS処理が必須なら、Studio Oneにも標準でバランスを簡単に取れるプラグインが装備されているはずだと思います。
なお、基本的な原則としてはMIXの段階で仕上げておくべきですが、ダンスフロア用の音源では、帯域別MS処理によって低音をモノラル にしたりする場合もあるようです。また、プラグイン自体の進化により今までできなかった処理などができるようになったりで、今後運用が変わる可能性はありますが、
少なくとも「マスタリングにおいて広がりのあるサウンドにする目的」で使用することのリスクは、上記の音声ファイルでご確認いただけるかと思います。
MIX toolの使い方は詳しくはこちら。MS処理をする場合は、MS transformをONにすればOKです。
LRの信号であればMSに、MSの信号であればLRに自動的に変換してくれます。賢いですね。
単体でMSのバランスを取れるプラグインはStudio Oneに付属のものではありませんので、 ちょっとしたテクニックが必要になってしまいます。
概ね、下記の通りです。説明は下部に続きます。
すぐMS処理について実感してもらえるよう、Studio One用のサンプルデータを用意いたしました。音声はiphoneで録音したからm4aファイルですし、多分Professionalだけでしか再生できませんが(?めんどくさいから試してません!)、ダウンロードし、MとSのフェーダーを動かすだけで、MS処理とは何かがご理解いただけることでしょう!
>>>> おじさんの歌.songをダウンロード
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