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ぶっとい音の Mojito(モヒート)
Studio One に付属のバーチャルアナログ・モノシンセ、Mojito(モヒート)です。
とにかく太い音がすると共に、シンセサイザーの基本的なインターフェイスにまとまっていて使いやすいので、一度は使ってみるべきでしょう。
Mojitoとは
ラムベースのペパーミントが入ったカクテルですね。
実は、この記事を書いてる途中まで、勝手に「Mojoto(モジョト)」と読んでいました。あはははは。長年モジョトと思ってましたが、正しくは「モヒート」です。この記事書いて良かったよ!
ペパーミント、うちの庭にもありますが、土に植えると地下茎で強烈に広がって大変なことになってしまいます。素人は繊細な植物と思うかもしれませんが、あいつらは実に地下でズ太いのです。そういう感じに、ぶっといベースサウンドが作れます。
シンセサイザーの音作りの基本
シンセサイザーの音作りの基本については、他に詳しいページがあると思いますが、簡単にまとめておくと
オシレーターで、元になる音を作る---上の図-1のセクション
↓
フィルターで音を削って仕上げる---上の図-2のセクション
↓
アンプエンベロープで、音の立ち上がりや減衰を決める。---上の図-3のセクション
↓
エコーや歪みのエフェクターで仕上げる---上の図-4のセクション
という流れです。
MojotoはMaiTaiのように難しいことはできないので、最もシンセサイザーの構造を把握しやすいかもしれません。
それでは、各セクションを個別に見ていきましょう。
OSC・・・オシレーター
元になる音色を決めるセクションです。
- Pitch・・・音程 。よくわからない場合は真ん中12時にしましょう。
- Wave・・・ノコギリ波(左)から矩形波(右)に波形をモーフィングさせるような感じです。音色が変わります。
- Width・・・矩形波の凸凹の幅。音色が変わります。
- LFO・・・ビブラートみたいなやつです。ノブで速さを決めて、赤い矢印の感じで信号が送られるので、Pitch,Wave,Widthの下のつまみで、それぞれへのかかる強さを決めます。"Tempo"にしておくと、テンポにシンクロします。
- Sub OSC・・・1オクターブ低い音をだします。
- Legato・・・少々説明がややこしいです。よくわからない場合は"OFF"にしましょう。Legatoは音を重ねてレガートに弾くとアタックが鳴りません。エンベロープ(後述)を引き継ぎます。押して"OFF"にすると、毎回アタックから音色が鳴ります。"Retrigger"はレガートに弾いた場合にエンベロープをアタックから鳴らし、かつ、ピッチもスムーズに鳴ります。
- Time・・・次の音へのピッチの移動する速さ。よくわからない場合は"ゼロ"にしましょう。
FLT・・・フィルター
24dBフィルダーです。減算方式のシンセ(サブトラクティブシンセサイザー)では、オシレーターから出た音をここで削って仕上げていきます。
- Cutoff・・・中央のでかいつまみ。これを左に回すと閉じます。よくわからない場合は、最大まで上げましょう。
- Reso・・・レゾナンス。Cutoffの近辺を持ち上げて、よく言われるのは鼻をつまんだようなサウンドになります。
- Drive・・フィルターを歪ませます。
- Key・・・カットオフの帯域がキーボードの演奏する音の高さに影響します。最大まで回しておくと、どの音を弾いてもだいたい同じような音になります。
- Velo・・・ベロシティがカットオフに影響するようになります。
- Envelope・・・エンベロープ(アンプセクション)がカットオフに影響するようになります。
- LFO・・・右側のSpeedのつまみで速度、左のつまみでかかる強さ
AMP・・・アンプセクション・・・音量の変化を決める
- Gain・・・音量
- Velo・・・ベロシティ(弾いた強さ)による音量の変化具合
- A・・・アタックタイム。右の図参照。立ち上がりまでの時間。よくわからなければゼロに。
- D・・・ディケイタイム。減衰までの時間。
- S・・・サスティンレベル。持続音の音量。よくわからなければ最大に。
- R・・・リリースタイム・・・鍵盤を離したあとに音がのびーる
FX・・・エフェクトセクション・・・エフェクターをかける
- Depth・・・フィルターセクションのLFOの速度でモジュレーションがかかります。うねうねします。
- Color・・・うねうねの感じをお好みに。
- Drive・・・オーバードライブ、音を歪ませます。
Mojitoの可能性について
シンプルですが、様々な音が作れますので、プリセットを色々聞いて見ましょう!
和音は弾けません
モノフォニックシンセのMojitoに和音は弾けません。弾く場合はMaiTaiに。
その他のPreSonus Studio Oneの使い方メモはこちら
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