Studio One の使い方・メニュー表示はここをクリック
Studio One の使い方・サイト内検索がおすすめです:
結論で言うと、USB2.0とUSB3.0のオーディオインターフェイスでレーテンシーの差はありません。
この辺りはFocusliteのページ(英語)でも技術解説がされていますが、USB2.0とUSB3.0で変わるのは通信の往復速度(ラウンドトリップタイム)ではなく、帯域幅なので、変わるのはレーテンシーではなく、同時送信できるトラック数、などと言った差になります。 Focusliteのサイトではテニスのピンポンに例えられていますが、よくわからないのでunkoサイトでは道路の車線数に例えてみたいと思います。
理論値ですが、それぞれの違いは下記のようになります。なんとなく、転送速度からレーテンシーに影響しそうな気がしてしまいますが、変わるのはレーテンシーではなく、帯域幅となるので、レーテンシーには影響しません。どういうことかは、次に説明します。
オーディオインターフェイスとして | 名称 | 転送速度 | 給電量力 |
---|---|---|---|
トラック数次第で不足する場合がある | USB 1.1 | 12Mbps | 500mA |
極めて十分 | USB 2.0 | 480Mbps | 500mA |
余裕すぎる | USB 3.0 | 5Gbps | 900mA |
USB3.0は仕様上、Bluetoothと干渉しやすいという欠点があります。ポートの位置関係などによりマウスの動作を阻害したり、マウスのホイールを回すとインターフェイス上にノイズが乗ったりもする場合があります。USB2.0の方がノイズ対策としては安定しています。
基本的にラウンドトリップタイム(レーテンシー)に違いはありません。(ラウンドトリップタイムはドライバーやPC本体のチップ/インターフェイスのハードウエアや線の長さなどにより様様)
このことは、道路の場合は、制限速度は同じ、ということに例えられます。レーテンシーについてはこの場合、荷物の積み下ろしだということにしておいてください。
左のどうぶつの林から、可愛い動物たちが将軍様からベーシックインカムをもらいに、トラックに乗って移動します。
USB1.1では、トラックの台数が多いと、配給が間に合わなくなってしまいます。
車線はあくまで例えですので、録音できるトラック数については後述しますが、80車線あれば、ものすごい数のハイレゾのトラックが送れてしまいます。
USB2.0のUSB1.1比80車線相当の帯域幅があれば、この国家の配給には十分過ぎてしまうのです。
音楽データの量は意外と多くないと共に、人間の耳はアバウトですので、転送の理論値としては人間の耳には全くわからない範囲の出来事となります。(荷物の積み下ろしなどはそれぞれのところでレーテンシーが発生しますが、USBのバージョンに関係ありません。)
ハイレゾもハイレゾのPCMで192kHz/24bitのモノラルトラックは、4608kbps、およそ0.5Mbpsとして。仮に64トラック同時に録音した場合でも32Mbps以内です。32と480、どちらが大きい数でしょうか! 48kHz/24bitのデータであれば、一体何トラック送れると言うのでしょうか!!
USB2.0の480Mbpsで運用するには、オーディオデータでは十分と言えるのが、お分かりいただけたでしょうか。
ONKYOのハイレゾ配信のサイトをご参照ください。
その他のPreSonus Studio Oneの使い方メモはこちら
Studio One の使い方:各カテゴリーにジャンプします。
内容が膨大になってきたので、サイト内検索がおすすめです: