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Studio One はステレオの音声を取り扱いますが、左右のスピーカー2台によるステレオ再生の特性として、人間の耳では中央の定位の音圧が6.02dBSPL(聴感上の音圧)上がってしまいます。
このため、一般的なミキサーでは、PANを L or R からセンターに動かすと-3dB(相対値でdBSPLとは違う単位)中央で下がるようになっています。
これは人間の耳の特性を利用したものです。このため一般的な環境では-3dBですが、完全にチューニングされた環境「のみ」の仕様が想定されたSSLの巨大コンソールなどの場合は-4.5dBの設定になっているものもあります。完全なチューニングされていない環境においては-3dBが妥当であると共に伝統的と言えるでしょう。
その証拠として、皆さんはPANをいじっても全く違和感がないことがあります。
あくまでも一般的な人間の耳の特性に合わせたものなので、マントヒヒの耳、ゲラダヒヒの耳、アフリカゾウの耳、マレーグマの耳、ウサギの耳、キリギリスの耳、プラナリアの耳、ミジンコの耳、オオサンショウウオの耳、ナイルオオトカゲの耳、フォッサの耳、ゴールデンライオンタマリンの耳、タコの耳、イカの耳、ダイオウイカの耳、マッコウクジラの耳・・・などの場合はラウドネス曲線も変わるので、「ウサギのミキシングエンジニアがダイオウイカのオーディエンスに合わせてミキシングする」となった場合は、この値が適当ではなくなると言えるでしょう。
音の認識は絶対的なものではありませんので、「人間による人間のためのミキシング」の特性に合わせてあります。あなたの飼ってる犬や猫にもあなたのDTMサウンドは違う音として聴こえています。
私には「そういうものだ」という認識しかなくて、それ以上説明できないので、詳しくはwilkipediaの説明をご覧ください。
例えば、モノラルトラックにインサートしたコンプレッサーやアンプの歪の設定を、そのままBUSトラック(ステレオ)に持ってきた場合、同じサウンドにするにはステレオチャンネル上のモノラル信号には3dBの差異が生じるので、同じ歪みをステレオのBUSで得るには3dBゲインを上げておく必要があります。
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