PreSonus Studio OneStudio One の使い方メモ〜PreSonus Studio One DAW TIPS〜

 Studio One の使い方・メニュー表示はここをクリック

 Studio One の使い方・サイト内検索がおすすめです:

PreSonus Studio 24c / 26c などのオーディオインターフェイスでループバックする。(β)

テレワーク応援投稿! として、PC/Macの音声を別のアプリケーションに移動させる「ループバック」について解説ます。

Studio OneでMIXした音声をSkypeやzoomなどに戻して送り出す、などができます。 (一部不明点があり、追加確認します)

そもそもループバックとはなんじゃらホイ

そもそもループバックとは、おのれのOUTからおのれのINへ、オーディオケーブルで接続しているのと全く同じ状態です。

特に複数のIN/OUTのあるオーディオインターフェイスの場合は、物理的に結線してルーティングしてしまうのが一番簡単で、全てが可視化されますから、間違いやトラブルのない方法です。

様々な方法でのループバックとは、要するにこの結線と同じことをやっているので、この写真が一番「ループバックとは何か」がわかりやすいでしょう。

PreSonus Studioシリーズのループバック

3系統あるオーディオインターフェイスを使ってのループバック

例えばStudio One の音声をSkypeやzoomに流しつつ、マイクで喋る、などの場合は、こういう接続になるか、ソフトウエア的にこれをシミュレーションする、というのがループバックの方法です。

私はミキサー一体型タイプのオーディオインターフェイスが好きなのですが、ミキサー一体型だと、何かとルーティングもしやすいです。

PreSonus Studioシリーズのループバック

なお、家にあるオーディオインターフェイスが入力2系統までのものなどで、PreSonus Studio 26(旧式、現在はUSB-cになり、色も変更になっています)をここでは使ってるので、上の写真は合成です。

バーチャルループバック

PreSonusのオーディオインターフェイスは、windows環境では「バーチャルループバック」が可能なモデルがあります。

ドライバ上でループバックを再現するもので、次の機種が対応しています。

 

Virtual Loopback対応オーディオインターフェイス(windowsのみ)

最新情報はこのページを参照

Mac上でのLoop backについて

Mac OSについては OSのセキュリティの仕様の問題で、いつでも「こうしたらOK」と言える方法はありません。

かつては「Soundflower」といったバーチャルループバックVirtual Loop backを再現するソフトウエアがありましたが、OSのバージョンが上がると、大抵動作しなくなります。

いたちごっこで、現在も方法はありますが、いつ使えなくなるかわからないので、その辺りは「Mac ループバック」などでググってください。

おそらく、割と値段の高いシェアウエアが必要なはずです。それなら、上記のように結線してしまう!ってのも手ですよ。ケーブル持ってればタダだ!

windows機でのバーチャルループバックの設定方法

OSの仕様による前提条件・・・まずトラブルシュート項目を確認しましょう。

WindowsはOSの仕様で、複数のサンプルレートを同時に使用できません(44.1kHzと48kHzは共存できません)。

そのため、バーチャルループバックを活用する2つのアプリケーションで、共にサンプルレートを揃えておく必要があります。

また、初期設定のままでは変更する事ではないですが「オーディオデバイス をバックグランドで解除」やOSの排他的(エクスクルーシブ)モードからチェックが外れていることも確認しましょう。

準備1:Universal Contorolからループバックを設定する

Universal Contorolを起動し、ループバックを「バーチャル」にします。

「ミックス1/2」というのもありますが、これはなんに使うのか知りませんが、まぁいいでしょう。

PreSonus Studioシリーズのループバック

準備2:Studio One 側での設定

Studio One ではソング設定から、Virtual Inを定義しておきましょう。

PreSonus Studioシリーズのループバック

ループバック具体例1:Youtubeの音をStudio One で録音しよう

youtubeの音をStudio One で録音する場合は、まず上記の設定全てを確認してください。

  1. Studio One でソングを作成。youtubeと同じにする必要があるので、必ず48kHzで。排他的モードは全てOFFで。
  2. ステレオトラックを作成。上記で作成した Virtual in をアサイン。
  3. Studio One で録音開始。
  4. Youtubeを再生。
  5. ぼくにもできた

ループバック具体歴2:Studio One の音をSkypeやzoomに流す

youtubeの音をStudio One で録音する場合は、まず上記の設定全てを確認してください。とりあえずskypeを例に。

  1. Studio One でソングを作成。一緒に使うアプリケーションのサンプルレートを確認の上、同じに。排他的モードは全てOFFで。
  2. skypeを起動します。
  3. 音声の入力ソースとして、Virtual 1/2(Studio 26)を選びます。24cの場合は、たぶん24cって出てくるでしょう。知らんけど。
    PreSonus Studioシリーズのループバック
  4. これだと、Skypeから送信できるのは、Studio Oneで再生した音声だけなので、こっちからの通話ができません。いたずら電話みたいになって、友達を失ってしまいます。人間、信頼を築くのは時間がかかりますが、失うのは一瞬です。こんなしょうもない事で友達を失わないようにしましょう。
  5. 通話するため、モノラルのトラックをStudio One 上で作成し、Studio 26の1chをアサイン、マイクを繋ぎ、ボリュームは上げてモニターボタン(水色)は押すが、録音はしない、といった状態にすれば会話がStudio One の演奏と合わせて送信できるようになります。
  6. ぼくにもできた

windowsでバーチャルループバック対応オーディオインターフェイス


その他のPreSonus Studio Oneの使い方メモはこちら

 Studio One の使い方:各カテゴリーにジャンプします。

 内容が膨大になってきたので、サイト内検索がおすすめです: