PreSonus Studio OneStudio One の使い方メモ〜PreSonus Studio One DAW TIPS〜

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音楽記号でサウンドバリエーション(キースイッチ)を切り替える。

Studio One 5.3からの新機能です。音楽エディタ(ピアノロール、譜面スコアエディタ)で強弱やアクセントなどの音楽記号に対して、キースイッチ(サウンドバリエーション、PCMのサンプルの切り替え)をアサインする機能です。

簡単にいうと、「譜面から音色のバリエーションを切り替える」機能です。

譜面でオーケストラを作る人は号泣の機能!!

譜面に音楽記号を貼り付けるだけで、サンプルが切り替えできるようになるから、いわゆる浄書とは別の発送ながら、音楽的な脳を使ってアーティキュレーションをプログラミングできるようになるのです。

譜面に入力した音楽記号に対して、キースイッチを切り替えます。

キースイッチは異なるPCMサウンドを一つの音色の中で切り替える機能です。これはVSTinstrumentsそれぞれに帰属します。

これを、音楽記号で切り替えっられるようにするのです。

sfを入力したら、サンプルアルファが。

pを入力したら、サンプルベータが。

fを入力したら、サンプルガンマが。

アクセントを入れたら、サンプルデルタが、鳴るようになります。

それに加えて、アサインしていないアルペジオ機能(2小節目の和音)も、それはそれで機能します。

つまり、次の楽譜だと、ファシミの和音(Fmaj7#11)が、分散されて、ジャラン、と、サンプル:デルタのPCMで鳴ります。

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これをピアノロールの方で見ると、こうなります。「演奏記号のタブ」が出てきます。

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ピアノロールで音楽記号(=直接リンクしたキースイッチ)をアサインする場合は、右クリックから「アーティキレーション」で選択できます。キースイッチの音色名を指定するよりも、直感的に作曲作業に集中できますね。

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どうやってアサインするのか?

キースイッチそのものの編集方法をまとめたページは当サイトにはまだありません。そのうち作ります(作らないかもしれません)が、ここでは既存のキースイッチに、音楽記号をアサインする方法を確認しましょう。

Studio One では、キースイッチを「サウンドバリエーション」と呼びますので、サウンドバリエーションと書かれた右側のスパナマークを開きます。

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右側に音楽記号が色々出てきます。右側の下半分は音楽記号の効果の値を決められますが、キースイッチにアサインする場合は、右側の上半分から、左側にドラッグすることで、音楽記号を入力したらキースイッチが切り替わるようにできます。

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外部インストゥルメントの場合は、MIDIチャンネルの切り替えもアサインできるで

ハードウエアのシンセの場合は、切り替えるのが大変だけど、MIDIチャンネルをアサインすることで、譜面からMIDIチャンネルを変えて演奏できる。マルチティンバーの音源を使えば、色々できまんな。

いわゆる浄書とは別の目的と考えた方がいいでしょう。

この機能を使うと、譜面に入力した音楽記号でキースイッチ(サウンドバリエーション)を切り替えられますが、あくまで、音楽記号は、キースイッチを切り替えるための目的で行いましょう。
綺麗な譜面、かつ繊細なMIDIの適正な演奏情報の両立は、ほとんどしないと思います。

ビデオもあるよ

キースイッチのファイルのプリセットの保存先

他の端末で引き継ぐ場合などに。

 

その他、サウンドバリエーション(キースイッチ)のまとめはこちら


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