PreSonus Studio OneStudio One の使い方メモ〜PreSonus Studio One DAW TIPS〜

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KONTAKT(KONTAKT Player)のメモリ使用量を減らす

KONTAKTはメモリを初期設定ではかなり使うようにできています。それゆえに安定しているという面もあるのですが、PC/Macのスペック次第では、調整したほうが塩梅が良い場合もあるでしょう。
DTMの技術とはその辺りのチューニングのテクニックでもあります。めんどくさくていやですね。音楽だけやってたいですね。DTM嫌い!

PCMシンセ・サンプラーは、メモリを使って何をしているの?

PCM系のサンプラーは、近年大容量になってきました。KONTAKTもそうですが、全部の データをメモリに展開すると再生が早いものの、メモリの負荷がとんでもないものになってしまうので、音の出だしだけメモリに展開しておいてあとはディスクから読む、などと言った挙動をとります。
この「プリロード」の設定をどうするかで、メモリ:ディスクのバランスをとっていると考えると良いでしょう。

メモリ調整の3つの方法

このページでは次の3つのメモリ節約などの調整方法をまとめます。

1.)オーバーライドインストゥルメンツ・プリロードサイズ(メモリ展開サイズのカスタマイズ)

KONTAKT内部のメモリの調整なので、KONTAKTの歯車マークからダイアログを開きます。

まずKONTAKTのメモリ設定の下部(緑色の丸)部分から解説します。こっちが簡単です。

KONTAKT自体、文字が小さくてはっきり言って読めないです。ピクセル的にギリギリサイズの英語ですが、
とりあえずは一番したのバーを調整して、その右側にチェックを入れると、メモリの使用量が調整できます。
メモリ使用量を抑えるためには、左にスライダーを動かし、チェックを入れます。
逆に、右側に動かすとメモリにプリロードするデータ量が多くなり、安定はしますがメモリ不足を起こしやすくなります(プリロードするデータが少なくなるとその分ディスクから都度読み込みます)

KONTAKTでメモリを節約する

↑の□にチェックを入れると、各インストゥルメントごとにプログラムされたプリロード値を無視して強制的にRAMを最適化します。

KONTAKT 2 以降は、各サウンドごとにメモリへのプリロード値が最適化されています。なので基本的にはこう言った設定をしない状態が一番音色ライブラリの作家の意向を反映できるのですが、かと言ってあなたのPCはあなただけのもの。スペックや使用状況次第では、ここを調整することでええ塩梅を得られるでしょう。

2.)KONTAKTメモリーサーバーオプション(macの〜OS10.14のみ使用可能)

KONTAKT メモリーサーバーとは?

KONTAKTメモリーサーバは、DAWの外にサンプルデータを格納するサーバーを立ち上げて、サンプルデータはそのメモリ上に展開します。
後術しますが、例えばオーケストラの劇伴で同じサンプルを使う別の曲を大量に編集する場合などは、読み込み速度が高速化するというよりも「プリロードされた状態を維持できる」ので、アリとも言えるでしょう。ただNIは推奨していないのと基本的に32bitOSでメモリが4Gまでしか展開できない場合の用途なので、実際に自分の環境や用途に応じてやってみるしか答えはありません。個人的にはこれはこれでマニュアルでメモリを管理できるので有用だったとは思うのですが・・・。

KONTAKTメモリサーバーオプション/

KONTAKT メモリーサーバーを起動する場合はここにチェック!
でも、上の方のちっちゃい文字は、なんて書いてるんでしょうか?

小さくて読めない!ので、拡大してみましょう。UとVの分別不可能ですので、Vということで解釈しました。

KONTAKTでメモリを節約する

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Initial activation requires restart and at least 4GB RAM.Please refer to the user manual for further information.
MAX accessible RAM for memory server : 14.2GB


Use Memory Server:□

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これを大阪弁に翻訳すると、次のようになります。
-------------------------
わて起動する時に最低4Gのメモリが要りまんねん。それ以上詳しいことはマニュアルを読んでや。
あんたの端末でわてが最大で使えるメモリ要領は14.2GBでっせ。

メモリーサーバーを使う:□

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読めたところで、あんまりよくわからないですね。

基本的には使用を推奨していないようです。

メモリーサーバーは使用している総サンプル数がKONTAKT単体のメモリの許容量(OSによる)で賄えない場合に使用する、バックグランドのアプリケーション(ユーティリティ)です。
DAWの外で動作します。効果的かどうかはDAWやその設定などによりますが、現在のMac OSでは非推奨のようです。
Mac OS 10.15、また64bit環境下では、下記の設定は行えるけど実行はエラーが出てできません。Mojaveは最後の32bitアプリが起動するOSでした。それ以降は後術のPurge を使いましょう。
32bitOSの環境下では、ええ塩梅になるかどうかは使い方次第でもあるので、実際に一度試して見るのが良いでしょう。
マニュアルモードではメモリサーバ上のサンプルデータはプロジェクトに関わらず保存されるので、同じサンプルを使用する曲を何曲か並行して作業する場合などは、読み込み速度が早くなるので、むしろマニュアルモードの方が有用だと思います。

 

メモリーサーバの設定を拡大するとこうなります。

KONTAKTでメモリを節約する


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Memory Server Mode

Automatic : KONTAKT will purge unused samples automatically and handle the server.
Manual : Samples remain in Memory Server as long as possible. Host projects will recall faster,provided that samples are already loaaded into the server.
Serveres are controlled via KMS utility in the OS menu bar.

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大阪弁に翻訳すると、こうなります。
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メモリーサーバーモード
Automatic(自動):KONTAKTは使ってないサンプルは粛清するで。
Manual(手動):メモリーサーバーに残ってるサンプルはできるだけ長く残しておくで。親元となるプロジェクト(ソング)を開いた時にめちゃ早く呼び出せるようになりまっせ。
MacOSの上のメニューバーにKMSユーティリティのアイコンが出てきて、そこから制御できるんやで。

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まとめると

メモリサーバを起動してKONTAKT を再起動したのに「Could Not Start Memory Server.Memory Extension will be disabled.」と表示される場合

Mac OS 10.15 Catalina, Big sur, Montereyで起動すると、このようなエラーが出ます。残念ながらメモリサーバーはOS的に使えないです。
あきらめて下記のPurgeを使いましょう。

3.メモリのPurge=粛清!

1つのKONTAKT用の音色には、大量のサンプルが含まれますが、例えばピアノサンプルで高音しか弾かない場合など、メモリに低音のサンプルを生かしておくのは、非常に無駄です。
これをpurge=粛清する方法があります。
Purge=粛清した音色はメモリから抹消され、ディスクから直接読み取りますが、プレイされたサンプルについては都度メモリに展開していきます。
Purgeした後に再生された音だけをメモリとして拾っていくので、シンバルがいっぱいあるようなサンプルで、2つくらいしか使わない場合などは、さっさとPurgeしてメモリを開放しておく方がいいです。

メモリをPurgeする場合の注意点

ラウンドロビン(スネアなど連打の時に別のサンプルを再生するプログラム)には問題が出る場合があるので注意が必要です。

現在の使用メモリの確認方法

使用しているメモリはKONTAKT右上のここに出ています。

KONTAKTでメモリをPurgeする

音色ごとのPurgeで音色単位で使用メモリを調整する

音色ごとのPurgeは、サウンドの画面の「Purge」から「purge all samples」で行います。

KONTAKTでメモリをPurgeする

メモリをPurgeのメニュー

実際の手順としては、リアルタイム入力などで演奏し終わった後に「update sample pool」を行うか、最初に「purge all samples」を行ってからプレイバックする、などです。
完全に演奏をやり直す場合は、「reset markers」を行ってもいいでしょう。
リアルタイムのピアノ演奏を即興でやる場合などは、何を弾くか分からないのでいきなりPurgeせずに、演奏後に「update sample pool」を行ってもいいと思います。

起動したKONTAKT単位で含まれる音色の使用メモリをPurgeで調整する

KONTAKTは何台でも起動できますが、起動したプラグインの中に多数の音色を読み込むことも可能です。
複数の音色を使う場合はどっちが負荷が少ないかは、使用環境によるので試してみないとわかりませんが1台のプラグインの中の全てのサンプルをPurge=粛清する場合は、フロッピーディスクのアイコンから、Grobal purge、で行います。メニュー項目は上の単一のメモリのパージと同じです。

KONTAKTでメモリをPurgeする

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